クローゼットから久しぶりに出した服にカビが生えていた……そんな経験、一度はあるのではないでしょうか。カビが付いた衣類は見た目も悪く、健康面への影響も心配になります。特に梅雨の時期や、長期間しまいっぱなしだった衣替えの季節にはカビ被害が多発します。
「自宅でカビを落とそうとしたけど全然取れない」「カビ臭さが残ってしまう」「店舗に持っていくのが恥ずかしい」という声は少なくありません。実は、カビの除去はプロのクリーニングに任せるのが確実な方法です。しかも宅配クリーニングなら、カビが付いた衣類を店舗に持ち込む必要がないため、気まずい思いをしなくて済みます。
この記事では、宅配クリーニングでのカビ除去対応状況や、カビに強いサービスの選び方、さらにカビを防ぐための保管のコツまで詳しく解説します。

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そもそも衣類にカビが生える原因は?
衣類のカビ対策を考える前に、まずはカビが発生するメカニズムを知っておくことが大切です。原因を知ることで、適切な予防策が見えてきます。
カビが発生する3つの条件
カビが繁殖するには、以下の3つの条件がそろう必要があります。
- 湿度:湿度60%以上で活発になり、80%以上で爆発的に増殖する
- 温度:20〜30℃がカビにとって最適な環境
- 栄養源:衣類に付着した皮脂・汗・食べこぼしなどがカビのエサになる
つまり、汚れが付いたまま湿気の多い場所に保管された衣類はカビの温床になりやすいのです。日本の梅雨の時期(6〜7月)は湿度が80%を超えることも珍しくなく、クローゼットの中は特にカビが発生しやすい環境になります。長期間クローゼットに入れっぱなしの衣類は特に注意が必要です。
裏を返せば、クローゼット内の湿度をこまめに逃がしておくことが下準備になります。梅雨前に除湿剤を入れ替えている、という方も多いようです。
白カビと黒カビの違い
衣類に発生するカビには主に2種類あります。それぞれ特性が異なるため、対処法も変わってきます。
白カビは表面に付着するタイプで、比較的落としやすいのが特徴です。白い粉のように見え、ブラッシングである程度は除去できますが、カビの根が残っていると再発することがあります。綿やウールなどの天然繊維に発生しやすい傾向があります。
黒カビは繊維の奥深くまで根を張るため、自宅での除去はかなり困難です。黒い点々として現れ、市販の漂白剤では生地を傷める可能性もあり、プロのクリーニング技術が求められます。浴室のカビと同じように非常にしつこく、放置するほど除去が難しくなります。
カビが発生しやすい衣類の特徴
- シーズンオフの冬物コートやダウンジャケット
- 革製品やスエード素材の靴やバッグ
- 着用後に洗わずにクローゼットにしまった衣類
- クリーニング後にビニールカバーをかけたまま保管した衣類
- 通気性の悪い収納ケースに入れた衣類
宅配クリーニングでカビは本当に落とせるの?
結論から言うと、宅配クリーニングでカビを落とすことは可能です。ただし、カビの種類や進行度合いによって対応できる範囲が異なります。プロのクリーニング工場では、専門の溶剤や技術を駆使してカビを除去するため、自宅では対処しきれないカビにも効果が期待できます。
対応できるケース
- 白カビが表面に付着している状態
- カビの発生から時間が経っていない初期段階
- シミ抜きの延長で対処できるカビ汚れ
- カビ臭のみが気になる状態(見た目のカビはないが臭う)
対応が難しいケース
- 黒カビが繊維の奥まで浸透している場合
- 広範囲にカビが広がっている場合
- 素材自体がカビで劣化・変色している場合
- 革製品の深部までカビが侵食している場合
カビの除去を依頼する場合は、事前にカビの状態を正確に伝えることが重要です。写真を撮って送れるサービスであれば、対応可能かどうか事前に相談しやすくなります。完全にカビが除去できない可能性についても、あらかじめ理解しておきましょう。
カビ除去に強い宅配クリーニングサービスの特徴
カビが付いた衣類を宅配クリーニングに出すなら、以下のポイントを確認しておきましょう。すべてのサービスがカビに対応しているわけではないため、事前の確認が大切です。
シミ抜き無料サービスの有無
多くの宅配クリーニングでは、シミ抜きを無料で対応しています。カビのシミも通常のシミ抜きの範囲で処理してもらえることがあるため、シミ抜き無料を掲げているサービスを選ぶのがおすすめです。
リネットでは無料シミ抜きの中にカビのシミ対応も含まれており、到着した衣類をチェックした上で適切な処理を施してくれます。また、クリーニングモンスターもあらゆる種類のシミに対して無料で対応しており、カビのシミにも期待が持てます。
防カビ加工オプション
カビを除去するだけでなく、再発を防ぐことも重要です。リナビスやせんたく便では「防虫・防カビ加工」のオプションを用意しており、衣類全体を加工剤でコーティングしてカビの再発を抑えてくれます。一度カビが生えた衣類は再発リスクが高いため、この加工を付けておくと安心です。
保管サービスの活用
カビの発生は保管環境に大きく左右されます。温度・湿度が適切に管理された専用倉庫で保管してくれるサービスなら、クリーニング後のカビ再発リスクを大幅に下げることができます。リナビスは最大12ヶ月の保管サービスを無料で提供しており、衣替えシーズンの強い味方です。

カビ除去を依頼するときの流れと注意点
実際にカビが生えた衣類を宅配クリーニングに出すときの手順と、事前に知っておくべきポイントを解説します。
依頼の流れ
- 公式サイトやアプリから注文し、集荷キットを受け取る(または自分で梱包する)
- カビの状態がわかるように備考欄に詳細を記載する(写真添付が可能なサービスもあり)
- 衣類を梱包して配送業者に渡す
- 工場で検品・カビの状態確認・クリーニング方法の決定
- クリーニング・シミ抜き・防カビ加工などの処理
- 仕上がった衣類が自宅に届く
依頼時の注意点
- カビが生えている箇所を具体的に伝える(「左袖の裏側」「襟周り全体」など)
- カビの種類(白カビか黒カビか)がわかれば記載する
- 自分でカビ取りを試みた場合はその旨を伝える(使用した薬剤なども)
- 他の衣類と一緒に梱包する場合は、カビの衣類をビニール袋に入れて分ける
- 完全にカビが除去できない可能性があることも理解しておく
- 高価な衣類の場合は事前に問い合わせて対応可否を確認する
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自宅でできるカビの応急処置
宅配クリーニングに出す前に、自宅でできる応急処置を知っておくと便利です。ただし、あくまで応急措置であり、本格的な除去はプロに任せるのが安心です。応急処置は「これ以上カビを広げない」ための対策と考えましょう。
白カビの場合
風通しの良い屋外でブラシを使ってカビを払い落とします。このとき室内で行うとカビの胞子が部屋中に飛び散るため、必ず屋外で作業するのが鉄則です。マスクを着用するのも忘れずに。その後、消毒用エタノール(70〜80%濃度のもの)を布に含ませて軽く拭き取ると効果的です。生地の色落ちが心配な場合は、目立たない部分でテストしてから行いましょう。
黒カビの場合
黒カビは自宅での完全な除去が難しいため、無理に漂白剤を使うのは避けましょう。生地を傷めるだけでなく、色落ちの原因にもなります。黒カビに気づいたら、できるだけ早くプロに相談することが大切です。放置するほど繊維の奥まで侵食が進み、プロでも除去が難しくなります。
カビ臭への対処
見た目にはカビが見えないのに臭いだけが気になる場合は、風通しの良い日陰で数時間干すだけでも臭いが軽減することがあります。直射日光は色褪せの原因になるため避けましょう。
カビを防ぐための保管テクニック
カビが生えないように、日頃からの衣類保管にも気を配りましょう。予防が最も効果的なカビ対策です。
クローゼットの湿気対策
- 除湿剤を定期的に交換する(効果が切れたら即交換)
- クローゼットの扉を週に数回開けて換気する
- 衣類を詰め込みすぎず、空気が通る隙間を確保する(衣類同士の間隔を2〜3cm空ける)
- 雨の日や梅雨の時期は除湿機やサーキュレーターを活用する
- クローゼット用の湿度計を設置して湿度を把握する
衣類の保管前のひと手間
シーズン終わりの衣類は必ずクリーニングに出してから保管することが最大の予防策です。汚れが付いたまま保管すると、その汚れがカビの栄養源になってしまいます。また、クリーニング後のビニールカバーは外してから保管しましょう。ビニール内に湿気がこもり、カビの原因になります。通気性の良い不織布カバーに替えるのがおすすめです。
防虫剤・防カビ剤の正しい使い方
市販の防虫剤には防カビ効果もある製品があります。クローゼット内に適切に配置することで、カビの発生を抑えることができます。ただし、異なる種類の防虫剤を混ぜて使うと化学反応を起こす可能性があるため、1種類の防虫剤を統一して使うようにしましょう。

Q&A|カビと宅配クリーニングに関するよくある質問
Q. カビが生えた衣類を他の衣類と一緒に送っても大丈夫?
A. 送ること自体は可能ですが、カビの衣類はビニール袋に入れて分けてから梱包しましょう。カビの胞子が他の衣類に移るのを防ぐためです。袋の口はしっかり閉じて密封します。
Q. カビのシミ抜きには追加料金がかかる?
A. サービスによって異なります。シミ抜き無料を掲げているところでは通常のシミ抜きの範囲で対応してもらえることが多いですが、重度のカビや特殊な処理が必要な場合は別途見積もりになることもあります。事前に確認しておくと安心です。
Q. カビ臭さだけ取ってもらうことはできる?
A. 通常のクリーニングでカビ臭が取れることも多いです。特に汗抜き加工やウェットクリーニングを行うサービスでは、臭いの原因となる成分を水洗いで除去できるため効果的です。消臭加工のオプションがあるサービスもあります。
Q. クリーニングに出してもカビが再発するのはなぜ?
A. カビの根が完全に除去しきれていない場合や、保管環境が改善されていない場合に再発します。防カビ加工を追加するか、保管サービスを利用するのがおすすめです。自宅の保管環境も見直してみましょう。
Q. 革製品やスエードのカビにも対応してもらえる?
A. 革製品のカビ除去に対応しているサービスもありますが、一般的な宅配クリーニングでは対応外の場合が多いです。革専門のクリーニングサービスを利用するのがおすすめです。
まとめ|カビが生えた衣類は宅配クリーニングに相談してみよう
衣類のカビは早期に対処すればプロのクリーニングで除去できる可能性が高く、宅配クリーニングなら店舗に持ち込む手間も省けます。大切なのは、カビに気づいたらできるだけ早くプロに相談することです。
- 白カビは比較的落としやすく、黒カビはプロの技術が必要
- シミ抜き無料のサービスを選ぶとカビ対応もしてもらいやすい
- 防カビ加工オプションで再発防止ができる
- 保管サービスを併用すれば湿度管理もお任せできる
- 衣類を保管する前にクリーニングに出すのが最大の予防策
- ビニールカバーは外して不織布カバーに替えて保管する
カビの状態によっては完全除去が難しいケースもありますが、まずは気軽に相談してみることが大切です。宅配クリーニングなら、カビが付いた衣類でも自宅から簡単に依頼できます。

参考リンク:カビ取りに強い宅配クリーニング3選(Sparkle Clean)|リネット公式サイト|リナビス公式サイト
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